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【会話の極意・その3】A-Con Global

【会話の極意・その3】A-Con Global

「ネイティブスピーカーの話す英語が速くて聞き取れない!」と感じるワケ


まぁ、そもそも、オーディオ教材や、テレビやラジオの教育番組の英語って、不自然なほど、“ゆっくり”“はっきり”話しているものも多いような気がします。

そういう、“ゆっくり”“はっきり”な英語だけを聞き慣れていると、一般的なネイティブスピーカーの普通のスピードの英語は、聞き取れなくても不思議ではありません。

※英会話のBESの講師は、子供や初心者の方のクラスでも、不自然にゆっくり話したり、区切って話したりはしません。そのような英語にばかり触れていても、実際のネイティブスピーカーの英語が聞き取れるようにはならないからです。

私は長いこと、ネイティブスピーカーの英語が聞き取れないのは、そのスピードに慣れないからだ、と思っていましたが、今回、Brianのレクチャーで、実は、スピードだけが理由ではない、ということがわかりました。

ネイティブスピーカーが話すとき、その英語の音は、省略されている!


例えば、“Do you know her?” は、”Dyu know‘er?” のように、hの音が省略されて、つながって発音されます。
“ドゥー ユー ノウ ハー?”ではなくて、”ドュノワー?“って感じです。
“Do you know him?” “ドュノウィム?”
一つ一つの単語がそれぞれはっきりと発音されるわけではなく、省略される音があったりして、繋がって聞こえるので、慣れないと聞き取り難いんですね!

この、音が省略されたり、つながって発音されたりする、ということを知って、そのいくつかのパターンが分かれば、ネイティブスピーカーの話す英語も、随分聞き取り易くなるのではないでしょうか。

そして、(教育番組などで耳にする、台本を読んでいるような、“ゆっくり”“はっきり”な英語ではない)本当に普通の自然な英語をたくさん聞くことによって、聞き取る力がついていく、というわけですね。

そう言えば、私、カラオケで英語の歌を歌おうとすると、どうしても『字あまり』になってしまうんですが、単語を、書いてある通り全部読もうとするから、リズムに乗せると『字余り』になっていたんですね〜!!

ちなみに、ネイティブスピーカーのこういった発音に慣れない、留学したばかりの日本人留学生などが、最初にぶち当たるのが…

”can”と”can’t”の違いが聞き取れない!

“I can go to the party tonight.”「行ける」のか、”I can’t go to the party tonight.” 「行けない」のか。
肝心の“t”の音が省略して発音されるので、「え?どっち?」と混乱してしまうようです。

Brianのレクチャーでは、「英語は、重要な部分が強調して発音されるから、そこを聞き分けると良い」というアドバイスがありました。
「行ける」なら、canはあえて強調しないから短く”I c’n go.”のように発音される。「行けない」なら、can’tが重要なポイントなので、そこが強調されて”I kyan’ go.”のように発音される。

実際にBrianが両方のセンテンスを何度か発音してくれたのを聞いて、受講生の皆さんも、その違いが聞き取れるようになったみたいでした。

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A-Con Global レッスン風景
"Do you know her?"

では、今回はこのへんで…。

次回は、「英語圏で言ってはいけない言葉・やってはいけないジェスチャー」
について書こうと思っています。

マネM

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